白と黒のとびら: オートマトンと形式言語をめぐる冒険電子ブックのダウンロード

白と黒のとびら: オートマトンと形式言語をめぐる冒険

, 川添 愛

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白と黒のとびら: オートマトンと形式言語をめぐる冒険電子ブックのダウンロード - 内容紹介 魔法使いに弟子入りした少年ガレット。彼は魔法使いになるための勉強をしていくなかで、奇妙な「遺跡」や「言語」に出会います。最後の謎を解いたとき、主人公におとずれたのは……。あなたも主人公と一緒にパズルを解きながら、オートマトンと形式言語という魔法を手に入れてみませんか? ★新井紀子氏・推薦 すべての誤解は「辞書さえあれば言葉の意味なんてわかる」という思い込みから始まる。その当たり前だが受け入れがたい事実を、本当の意味で教えてくれる本。 【本書「はじめに」より】 この本に書かれているのは、偉大な魔法使いに弟子入りした平凡な少年の物語です。彼は魔法使いになるための勉強をしていく中で、奇妙な「遺跡」と奇妙な「言語」に出会い、それらに隠された秘密に迫っていきます。物語はもちろんフィクションですが、お話を読み終える頃には読者の皆様はいつのまにか、現実の学術上の理論――情報科学・数学・認知科学における、ある重要な理論――の基本的な概念に慣れ親しんでいらっしゃることと思います。白と黒のとびらがいざなう魔法の世界で、皆様に楽しく遊んでいただけましたら嬉しく思います。 【主要目次】 プロローグ 第1章 遺跡 第2章 帰郷 第3章 復元 第4章 金と銀と銅 第5章 坑道の奥で 第6章 祝祭 第7章 呪文 第8章 対決 第9章 不毛な論争 第10章 小さな変化 第11章 決断 第12章 解読 第13章 塔 第14章 問いかけ 第15章 詩集 第16章 返答 エピローグ 解説 【好評続巻】 ●川添愛『精霊の箱(上・下): チューリングマシンをめぐる冒険』(東京大学出版会) 内容(「BOOK」データベースより) この本に書かれているのは、偉大な魔法使いに弟子入りした平凡な少年の物語です。彼は魔法使いになるための勉強をしていく中で、奇妙な「遺跡」と奇妙な「言語」に出会い、それらに隠された秘密に迫っていきます。物語はもちろんフィクションですが、お話を読み終える頃には読者の皆様はいつのまにか、現実の学術上の理論―情報科学・数学・認知科学における、ある重要な理論―の基本的な概念に慣れ親しんでいらっしゃることと思います。 著者について 川添 愛:国立情報学研究所特任准教授 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 川添/愛 1996年九州大学文学部文学科卒業(言語学専攻)。2005年同大学大学院にて博士号(文学)取得。2002‐2008年国立情報学研究所研究員。2008‐2011年津田塾大学女性研究者支援センター特任准教授。現在、国立情報学研究所社会共有知研究センター特任准教授。専門、言語学、自然言語処理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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興味を引く例題を考える、あるいは選ぶ能力、難しいことを簡単に説明する能力と、ストーリーテラーとしての能力との両方が発揮されてできた珠玉の作品。ファンタジーとしての基本を押さえたストーリー展開があり、その流れのうえに無理なく構築された教材的な内容との統一感は芸術的なものがある。ごく単純なオートマトンから徐々に複雑な内容へと進み、段階的に、しかも無駄なく、積み上がっていく。オートマトンと構文解析とが絡み合いながら、螺旋のように発展していく様子を概観することができる。そして、最終的にはチューリングマシンや不完全性定理へと話は進む。構文解析器やオートマトンに興味があり、いろいろと試したりしているが、これらについての学問的事項の高所から見た概略を心に描くうえで大いに役立った。それだけではなく、物語はいわゆる「ビルドゥングロマンス」であり、主人公の成長に自分を重ね合わせることで勇気をもらえ、また、魔法の世界にわくわくさせられるという別の側面もある。
de 川添 愛
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