週刊 アスキー 2013年 10/1号 [雑誌]

この号もKindleストアにアップされたのが11/12号より後なので、バックナンバーということになります。iPhoneの新型5s/5cが発表されたのに合わせて、この号には緊急速報の記事がありますが、週刊誌としては十分に詳細だと思います。「新デザインの『iPhone5c』はヒットの予感が満載」という記事も載っていますが、実際には「そこそこ売れているがヒットという程ではない」というのは、ご存知の通り。この辺がバックナンバーを読む時の面白さです。また「iOS7完全制覇」という記事もあり、フラットデザインを中心とした新UIを紹介しています。この記事では、iOSのバージョンアップによる他の変更点や新機能も解説しています。週刊誌としては十分に詳細だと思います。「最速USBメモリー決定戦」という記事はUSBメモリーを容量別に速度を比較しています。価格も表示されているので、コストパフォーマンスが分かり有益でした。「Dropboxの極意」は、Dropboxの紹介とノウハウを紹介しています。これはDropboxと一緒に使うと便利なアプリも紹介しているので、Dropboxを既に使用しているユーザーにも有益だと思いました。「『中の人』特捜部」で紹介している「絶滅動物図鑑に見立てた404エラー」は面白かったです。こういう少しブラックなユーモアのあるメッセージは、世間に重要な問題をアピールするのに良い方法だと思います。「ゲームマウスで仕事効率２５６％ＵＰ」も面白い記事でした。ゲーム用のボタンがいっぱいあるマウスを紹介しているのですが、ボタンの機能をカスタマイズ可能で、各々のボタンにショートカットキーを割当てて、Excelとかの機能を割当てると、マウスだけで操作できることが増えてOfficeとかも操作性がアップするという...なんとなくやって見たくなりました。「『ものづくり』Cafe活用術」も面白かったです。お客さんが３Ｄプリンターを使ってものづくりできるカフェがあるんですね。3Dプリンターを使って製作したオリジナルの型を利用したクッキーとかって本当に面白かったです。「Google vs Yahoo! モバイルマップ対決」も面白かったです。この記事はGoogleマップとYahoo!地図の比較記事なのですが、ページのデザインが「すごろく」風になっているのですよ。週刊アスキーのような紙の雑誌の電子版は紙の雑誌のレイアウトそのままの固定レイアウト本になっていることがほとんどで、私も「字が小さくて見にくいからリフロー本にして欲しい」と思うことがあるのですが、リフロー本にしてしまうと、この「すごろく風」のレイアウトは無理だと思います。つまりリフロー本にすると読みやすくはなるけれども元となった紙の雑誌とは別の本になってしまうと思います。この比較記事も文章で結果だけを書いたりしたら、単なるニュースサイトと変わりありません。ちょっと記事の内容とは別のことを考えさせられました。