アトミック・エイジ―地球被曝はじまりの半世紀本ダウンロード
アトミック・エイジ―地球被曝はじまりの半世紀
本, 豊崎博光
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アトミック・エイジ―地球被曝はじまりの半世紀本ダウンロード - 内容紹介 著者の17年にわたる取材の結晶。 アメリカ、旧ソ連、ヨーロッパ、太平洋の島じま…… 「核サイクル」のすべての過程で被曝し、死んでいった世界の被曝者たちを、117枚の写真と文で追った衝撃のフォト・ドキュメント。 出版社からのコメント 第１回平和協同ジャーナリスト基金賞受賞作品 118枚の写真が物語る衝撃のフォトドキュメント。 内容（「BOOK」データベースより） アメリカ、旧ソ連、ヨーロッパ、太平洋の島じま…「核サイクル」のすべての過程で被曝し、死んでいった世界のヒバクシャたちを十七年にわたり取材。 内容（「MARC」データベースより） 1945年以降は核の時代、アトミック・エイジ。この50年間に世界中で被爆者たちが死んでいる。78年から世界各地の「ヒバクシャ」を取材、撮影した記録の集大成。広島・長崎の外側の核犠牲の現実を明らかにする衝撃のドキュメント。 著者について フォトジャーナリスト。 1948年、横浜市生まれ。 復帰前後の沖縄、在日韓国人・朝鮮人、アメリカ・インディアンなどを取材後、1978年にアメリカが核実験を行った太平洋中西部、マーシャル諸島のビキニ島住民や水爆実験の死の灰をあびせられたロンゲラップ島住民などの取材を始めたことをきっかけに、以降、世界の核実験場、ウラン鉱石採掘場、原子力発電所などの施設とそれらが生み出した放射能に汚染された風下地域に住む被曝者、環境と地域社会への影響などを取材。 また、世界各地の反核・反原発運動や被曝者大会なども取材。 本書について「放射能も放射線も、それによる人間への被害や環境、地域社会への影響も目には見えない。見えないことを写真に撮ることは至難の業である。私は何度も現場を訪ね、また調査取材することで、核の風下の人びとの心と暮らしを写真に収めてきた」と語る。 核問題を撮影する世界の写真家グループ「アトミック・フォトグラファーズ・ギルド」会員。
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著者は一貫して「核の風下の人々」を取材してきたフォトジャーナリストとのこと。よって前半が写真、後半は解説およびルポという構成。エノラ・ゲイの不気味なショットから始まり、第五福竜丸、ネヴァダ、南太平洋、スリーマイル島、チェルノブイリなどなど、世界中の被爆地の風景が綴られる。そして何気ないポートレイトが、実は「ヒバクシャ」のものであるという衝撃。彼等の生の声は圧巻の一言だ。降り注ぐ死の灰の中で遊ぶ子供たち、今も築地に埋まる”おしゃべりマグロ”、各国の被爆兵士たち。ある者は運命をあるがままに受け入れ、またある者は非情な権力機構に戦いを挑む。彼等の姿は実に様々であるが、我々ニッポン人にとっても、決して過去の話でも、他人ごとでもない。唯一の「被爆」国である我が国は、今や核の「風上」にいて「被曝者」を生み出す立場になっているのだ。もちろん、風上だから安全とも限らない。核の恐怖は音もなく、静かに拡散しているのだ。ところで「被爆」と「被曝」の違いって皆さんご存知でしたか。私は初めて知りました。世界中の被曝地を網羅しており、地図も豊富でわかりやすい。核兵器や原子力に興味のある方は必読の書である。
de 豊崎博光
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